将皇

2014年8月9日

コンピューターのレベルを決めて対局するとか、詰将棋問題が日替わりで出てくるとか、将棋アプリっぽいことはいろいろできますが、このアプリで特に面白いと思うのは「勝ち切れ将棋」というやつです。

プロの対局の投了図から始まって、最後まで勝ち切ってくださいという問題が1日1題でます。形勢には差がついていますがプロの将棋なので、素人が適当にやって勝てるほどの状態ではないところから始まります。だいたいは勝てるのですが、無理に詰めようとして駒を捨てすぎたりすると失敗することも。

終盤の緊張感があるけど、詰みや必死まではいかないくらいの、素人的には将棋がかなり盛り上がっている局面から始まるので、どの問題も楽しく挑戦できるのではないかと思います。

将棋連盟ライブ中継

2013年11月6日

将棋の観戦がとても好きです。電車の中や寝る前に、ついつい観てしまいます。

このアプリ自体は無料と書かれていますが無料だと30手までしか見ることができません。全部見るには1ヶ月350円の課金が必要なのですが、毎月課金しています。

私は対局よりも観戦のほうが多くて、最近では対局もがんばっていますが、それ以前はほとんど観戦しかしていませんでした。
プロ野球が好きだけど自分では野球をせずに、家でビール片手に観るという人がいると思いますが、それに似ているかもしれません。去年からバッティングフォームを変えたのがうまくいってないんじゃないかとか、最初に内角の球を見せられちゃっているからここで振っちゃったみたいなことは、解説者の説明がなかったら全然分からないのですけど、解説もあって画面には今シーズンの成績とか今日の打席情報とか全部出てきて、とても充実した環境で見ることができる。トップレベルの選手のプレーを、それがなぜ素晴らしいのか、どんなレベルで戦っているのかを自分なりにわかったつもりになりながら観ることができるというのは、すばらしいエンターテイメントだと思います。

将棋も解説がなかったら、ほとんどついていけない内容ですが、解説があるので名人戦や竜王戦などの非常にレベルの高い将棋でも楽しく観ることができるというわけです。

最近対局をするようになってきたら、研究中の中飛車とかを観ているとなるほどと思うことが出てきました。自分でがんばって指していると、その中でいろいろな疑問や課題が出てきて、あとで本を読んだり観戦をしたときも得るものが多くなる気がします。やはり将棋は対局を中心として、詰将棋や観戦などの勉強もやっていくというスタンスがよいのでしょう。

渡辺明の詰将棋 中級編

2013年10月31日

5手詰が100問入っています。初級編(3手詰)と同じく、手数にしては難しい問題が結構あったように思います。すぐに解ける問題もあり時間がかかる問題もあるのは、どの詰将棋本でも同じなのですが、渡辺明の詰将棋は3手詰、5手詰だけの割りには解けるまでの時間の差が激しかったです。

もしかすると、100問の中には実はすごくいろんなタイプの詰将棋が入っていて、その中に私が苦手とするタイプがまだまだたくさんあるからなのかもしれません。だとすると、これまで気づいていなかった詰みや読みのパターンを教えてくれる良いアプリということになります。

詰将棋は繰り返しやってパターンを覚えることが大事らしいので、このアプリは少し時間をおいて何周かやってみようと思います。

Macでwineを使って激指を動かす方法

2013年10月26日

wineについて

自宅ではMacを使っていますが、激指や東大将棋やAI将棋などの有名なソフトにはWindows版しかありません。BootCampや仮想マシンを使ってWindowsを起動させる方法もありますが、他のことは全部Macでやっているので再起動みたいな大掛かりなことをせずに使えるようにしたいところです。
wineは、MacOS上でソフトを動かせるので他のMacのソフトと近い感覚で使うことができます。将棋ではアクションゲームや3DゲームみたいにUIやグラフィック描画の互換性とかそれほど重視しなくてもよいので、wineを使って激指を動かしてみることにしました。

wine関係のものをインストールする

以下のものをインストールしていく必要があります。少し時間がかかります。コマンドラインツールが無いとMacPortsをインストールできなかったりするので、この順番にインストールするのが無難です。

  • Xcode
  • Xcodeのコマンドラインツール
  • MacPorts
  • XQuarts
  • wine
  • winetricks(これは要らないのかもしれません)
  • Xcodeをインストール

    AppStoreからXcodeを探してインストールします。

    Xcodeのコマンドラインツール

    Xcodeをインストールしたら以下の場所にある、『More Developer Tools』というところからコマンドラインツールを取得します。

    スクリーンショット 2013-10-26 16.26.33

    AppleIDでログインしたあと、『Command Line Tools(自分のMacOSのもの)』をダウンロードしてインストールします。

    MacPortsをインストール

    パッケージ管理のためのソフトだそうで、wine以外にもいろんなものをインストールできます。
    MacPortsのページ
    から自分のMacOSのものをダウンロードしてインストールします。

    XQuartsをインストール

    wikipediaに書いてある内容はおぼろげにしか分かりませんでしたが、windowを使ったGUIを動かすためのものらしいです。
    ※ winetricksの設定画面を見ていたら、macに初めから入っているドライバを使うか、X11(XQuarts)の方を使うかという設定があり、初期値はmacの方でした。wineの1.6からこうなっているようで、それ以降のバージョンではXQuartsをインストールしなくても動くようです。

    wineをインストール

    ここからはターミナルを使って作業していく必要があります。その際にroot権限が必要になりますが、MaxOSXではデフォルトではrootユーザーが無効になっているようです(sudoができなかったりします)。Appleのサポートページにある方法で、rootユーザーを有効にしておく必要があります。

    以下のコマンドで、MacPortsの情報(どのパッケージがインストールできるかとか、どのパッケージに最新バージョンが出ているかとか?)を最新にします。

    > sudo port selfupdate

    続いて、以下のコマンドでwineを検索します。現時点でwineのバージョンが何なのかとかが確認できます。

    > port search wine

    wine(安定版)と、wine-devel(開発版)というのが出てきて、どちらでも同じようにインストールできます。私はここの段階に至るまでにすでに結構苦労していたので、安定を求めてwineの方を選びました。

    > sudo port install wine

    このコマンドを打つと、wineを入れるために必要なパッケージやら何やらをいろいろダウンロードしたり展開したりビルドしたり、、みたいなログが画面に出てきます。がんばってるなぁ、と思って見ていました。これには結構時間がかかり、小一時間くらい待ったかもしれません。

    winetricksをインストール

    同じように、

    > sudo port install winetricks

    のコマンドで、winetricksをインストールします。winetricksはwineのフォントや描画などの設定を管理できるものらしいですが、今のところ使い方があまりわかっていません。wineの最初の状態での描画やフォントで良ければ、インストールする必要は無いようです。こちらのインストールはすぐに終わります。

    激指をインストールする

    wineのインストールが終わったら、そこにwindowsのソフトをインストールしていきます。

    wineのよく使うコマンド

    設定画面

    > wine cfg

    こんな画面が出てきます。設定はあまり変えていませんが、入れたディスクが認識されないときに『ドライブ』というところにある『自動検出』をやってみています。

    スクリーンショット 2013-10-26 17.27.06

    コマンドを打ったときに、

    wine: cannot find L"C:\\windows\\system32\\cfg.exe"

    というエラーが出て起動できないときがありますが、再度試すと起動できたりします。また、

    Dynamic session lookup supported but failed: launchd did not provide a socket path, verify that org.freedesktop.dbus-session.plist is loaded!

    というのがいつも出ていますが起動はできています。それ以外にもターミナルにはいろいろエラーや警告が出ていますが、使えているのでとりあえずそのままにしています。

    エクスプローラ

    > wine explorer

    エクスプローラみたいな画面が出てきます。windowsを再現するためなのか、c:¥とかProgram Filesとかwindowsでは馴染みのある構造です。そのデータが実際にはどこにあるのかは、まだ見ていません。

    スクリーンショット 2013-10-26 17.35.57

    激指のインストール

    ようやくここまできました。激指のインストールディスクを入れて認識されてからexplorerを起動すると、Cドライブ以外の何かのドライブにディスクが割り当てられているはずです。

    スクリーンショット 2013-10-26 17.48.53

    開いてみるとインストールディスクの中身が表示されていて、その中に setup.exe があります。
    それをダブルクリックすると、

    スクリーンショット 2013-10-26 17.48.23

    windowsのときと同じインストール画面が起動しました。
    このまま画面にしたがって進めていけば、インストールは完了です。インストールが完了すると、

    スクリーンショット 2013-10-26 17.49.59

    Program Filesの中に激指がインストールされているのが確認できます。この中のgekisashi.exeを起動すると、

    スクリーンショット 2013-10-26 17.58.44

    激指が起動しました!
    起動してからの使い方はwindowsのときと、ほぼ同じです。たまに文字化けする箇所がありますが、今のところ困ることはありません。

    激指の起動を簡単にする

    毎回、ターミナル→explorerから起動するとめんどくさいので、macのオートメーターを使ってみました。

    スクリーンショット 2013-10-26 20.18.03

    アプリケーションの『その他』とかの中にあります。以下のように記述したものをデスクトップに保存したりDockに入れておけば、そこからすぐに起動できるようになります。

    スクリーンショット 2013-10-26 20.20.49

    ターミナルからだと、

    > wine start "起動するプログラム"

    というコマンドで起動できたのですが、オートメーターからだとうまくいかず、

    /opt/local/bin/wine start "起動するプログラム"

    にしたら起動できました。
    保存するとアイコンはオートメーター君になりますが、オートメーター君が複数人になるとわかりにくくなるのでアイコンを変えます。
    何か適当なアイコンをWEBから探すなり自分で作るなりして、Macのプレビューで選択してコピーします。

    スクリーンショット 2013-10-26 21.29.52

    作成したオートメーターのファイルで『情報を見る』で出てくる画面で、アイコンの部分を選択した状態にして、

    スクリーンショット 2013-10-26 22.02.13

    そこで貼り付けすると、アイコンを変えることができます。これで、Dockに入れておいても分かりやすいです。

    スクリーンショット 2013-10-26 21.57.05

    MacOSをバージョンアップしたとき

    MacOSをMountainLionからMaveriksにバージョンアップしたらwineが動かなくなりました。試行錯誤した結果、いろいろ壊したりやり直したりしたのですが、最終的には、ここに書いてあることをやればよかったようです。

  • 新しいOS用のXcodeをインストールする
  • 新しいOS用のXcodeのコマンドラインツールをインストールする
  • 新しいOS用のMacPortsをインストールする
  • これまでインストールしていたportを全部入れなおす
  • ということのようです。

    > sudo port -f uninstall installed

    > sudo port clean all

    のところで何もかもが消えてしまいそうですが、その後またwineをインストールして動かしてみたら、インストールしたソフトやファイルは残っており、無事復旧しました。

    新しいOSが出てからそれ用のMacPortsのインストーラーが出るまでに今回は少し時間がかかっていたようで、インストーラーが出る前にがんばったため回り道をしてしまいました。このあたりの仕組みが少しずつわかってきたので、次のバージョンアップではうまくやりたいと思います。

    渡辺明の詰将棋 初級編

    2013年10月23日

    3手詰が100題入っています。『詰将棋』のアプリに入っていた3手詰と比べると、かなり難しい問題が多かったです。
    10秒くらいでできるものも結構ありますが、5分くらい考えるものも結構ありました。

    難しいのですが3手詰なのでがんばれば解けるため、自分の盲点になっていた駒の効きや読み筋を自力で発見できる感覚があり、楽しくできました。

    詰将棋アプリ。

    2013年10月20日


    一手詰が17問
    三手詰が42問
    五手詰が83問
    七手詰が165問
    九手詰が67問
    十一手詰が12問

    たくさん問題が入っていました。難易度は、それぞれの手数では普通くらいだと思います。
    一手から五手までは比較的すらすら進めることができて爽快でしたが、七手詰くらいからはかなり時間がかかってしまいました。一時間以上考えた問題も、いくつかありました。

    プロ棋士や強い人は、将棋の勉強法で詰将棋の話になると、
    『詰将棋は5分から10分くらいでわからなかったら答えを見て先に進んでいい』
    『分からない問題を考え続けるより、たくさん解いて、詰みの形を覚えていったほうがいい』
    ということをよく言っていて、確かにそうなのだろうなと頭では思うのですが、実際に問題をやっていると、ついつい解るまで考え続けてしまう癖があります。

    詰将棋を楽しく続けていくためには、このアプリのように初心者レベルの問題から難しい問題までが入っている場合は、後半の問題で苦しみすぎないように適度にやっていく必要があるのかもしれません。

    激指12を買いました。

    2013年10月18日

     

    • 人に負けると、しょんぼりする。
    • こっそり強くなりたい。
    • 指した手の良し悪しが、いまいちわからない。
    • 感想戦をしたい。
    • のんびり屋なので、少し長い持ち時間でやりたい。

    というわけで激指を買いました。勝負師としては少々情けない理由な気もしますが、将棋ソフトを使った対局や棋譜分析は、自分の性格に合った練習方法なのではないかという予感もしています。

    激指12のコンピュータの強さは14級から7段までありますが、高段ではもはやアマチュアが勝つのは難しいレベルなのだそうで、相手に困ることはなさそうです。

    いろいろ機能がありますが、いまのところレーティング戦をがんばろうと思います。